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2020-09-18

今期のインフルエンザワクチン接種時期の考え方

今シーズンの小児のインフルエンザワクチン接種VPDの会の考え方

2020〜2021年シーズンのインフルエンザワクチンは、例年通りに接種しましょう

厚生労働省から高齢者のインフルエンザワクチン定期接種を優先し、子どもなどは10月26日以降に接種するようにという「季節性インフルエンザワクチン接種時期ご協力のお願い」が出されました。このために、接種時期について迷われている保護者が多いことが懸念されます。

毎年流行するインフルエンザは、流行の規模、流行の始まりと終わりの時期をあらかじめ全国一律に予測することはできません。また、インフルエンザワクチンの中に含まれる成分は毎年変更されるために、その有効性や効果の持続期間も毎年同じではありません。小児の有効性に関しては、厚生労働省の研究班で毎年調査され、現在の国内ワクチンで有効であることが報告されています

新型コロナウイルス感染症は、小児では軽症であることがわかってきていますが、インフルエンザは小児でも重症となることがあります。したがって、流行の開始時期は予測できず、ワクチン接種後の効果の持続期間も予測できず、以下にお示しするような国内国外の専門家の推奨もあるため、今年のインフルエンザワクチンも例年と同じような時期に接種するようにしましょう。

  1. WHOの季節性インフルエンザワクチンの推奨
    季節性インフルエンザワクチンを国が定期接種とする際の、最優先対象は「妊婦」としています。その次に推奨する対象に、生後6か月から6歳未満の小児、高齢者、慢性疾患の患者、医療従事者をあげ、これらの対象には順位をつけないとしています。
  2. 米国CDCの季節性インフルエンザの推奨
    米国では生後6か月以上のすべての国民に季節性インフルエンザワクチンの接種を推奨しています。ワクチンが不足したときだけ、小児、高齢者、慢性疾患の患者など優先に接種する対象をあげていますが、その中の優先順位は設定していません。
  3. 米国小児科学会「小児のインフルエンザの予防と治療に関する推奨事項」
    米国小児科学会では季節性インフルエンザワクチンを10月末までに接種を完了するように勧めています。
  4. 一般社団法人日本感染症学会提言「今冬のインフルエンザとCOVID-19に備えて」 今冬は、COVID-19とインフルエンザの同時流行も懸念されるので、小児へのインフルエンザワクチンについても、接種が強く推奨されます。